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著者:千田琢哉
出版社:日本実業者出版
2011年5月20日発行

30代までもう少しとなった自分にとっては、まさに読まなくては思わせてくれるタイトルだったので、即座に購入した本。確かに勉強させて貰ったところもあったが、自分の読むスピードでも買ったその日に読み終わってしまうボリュームなので内容は結構薄い。

本書では今の20代が今後伸びるために覚えておくべきこと、実践しておくべきことを8つのコンテンツに分けて説明してくれている。
8つのコンテンツは、
1、パラダイムシフト
2、本から学ぶ
3、人から学ぶ
4、仕事から学ぶ
5、組織から学ぶ
6、時間から学ぶ
7、お金から学ぶ
8、学び方を学ぶ
   である。

読んでみて感じたこと、もしくは勉強させて貰ったことを挙げてみる。
1、パラダイムシフトから
目に見えない知恵に対していくらお金を出せるのかが、その人の今後の成長の指標であると書かれている。
確かに良いことを言ってくれる!
薄給にもかかわらず古本や図書館で我慢しないで、こんなにも新品の本を買ってばかりいる自分にとってはこの先人の言葉は大きな励みになる。
ただこの内容で1,260円もの値段を付けている本書を正当化しているようにも感じる・・・。

2、本から学ぶから
褒めるだけの書評ブログを書いてみるとあった。
短所ではなく長所を見つけ出す、すなわちハズレをいかに当たりに変換していくかがその人の知性であるとのことである。
確かに他人の長所にすぐに気付く人というのは知性や魅力を感じるが、この様なブログを書いている自分にはそれは無さそうだ。

3、人から学ぶから
本書のなかで一番印象に残ったのが、この章にあった!
頻繁に口にする言葉はその人のコンプレックスとあった。
自分は時々会社の先輩から「○○君はなんにも分かってないな~」と言われることがある。
自分は分からないことを、その先輩なら何でも知っている!と思うのは早計ということだ。

6、時間から学ぶから
知恵(情報)にも旬がある。すぐに買うとある。
本ばっかり読んでないで、新聞も読まなくては・・・。

7、お金から学ぶから
お金と時間のルーズさの根っこは同じとある。
遅刻魔は他人の時間を盗んでいるのだから、詐欺師にも等しいと強く非難している。
この様に厳しく書かれると、改めて規律の大切さが身にしみる。


他にもいろいろと気付かせて貰ったことは沢山ある。
この本は是非学生に読んでもらったら良いかもしれない。