978-4-7631-3154-6

著者:トルステン・ハーフェーナー
出版社:サンマーク出版
2011年8月30日出版

ドイツで人気のマインドリーダーが書いて、本国ではベストセラーになったという本。

読んでみると途中から(3章の終りあたりから)趣きが変わってしまい、マインドリーディングの本というより啓蒙書や啓発本という感じになっていしまっている。
読心術に長けている人なら良く知っているかもしれないが、人の心は自然と瞳孔の開き、目の動き、足の向きやあごの動きに現れてしまう。もちろん当てはまらない人も居るだろうが、大体の人はその動作は一貫して同じらしい。
心が動作として現れたサインを見た側も、無意識の内にサインを発した人の心情を感じとっている。
例えば、魅力を感じる人を見ると、もしくは興味がある話をされると瞳孔が開き、目も大きく見開いてしまう。
そのような目で見られた側は「自分に興味を持ってくれている」と感じ、その人に魅力を感じるようになってしまうらしい。

たしかに自分も合コンでそんな目で反応してくれたら、ついつい調子に乗って喋り続けてしまう・・・。

また他にも自分に思い当たるサインだったのが、「会話の途中で腕組みをすると、それは拒絶のサイン」というものである。
これは良く聞く話ではあるが、自分も込み入った話をすると思わず腕組みをしてしまい、気付いては意識して腕を解くというようなことを会社でやってしまっている。恥ずかしながら、実際に先輩に注意されたこともある・・・。
だがこれは話し相手に対してだけの拒絶ではないとのことだ!
「私はこの人の話に興味がある。この人の話に集中したいから、他の人は私に話しかけないでくれ」
といった第三者に対する拒絶のサインにもなり得るから、決して悪い癖ではない。

ただこの様なサインを意識して発することが出来るように訓練すれば、話し相手の興味を引き付けたり、好感を持たせたり、延いては自分の思うように話題を進められるとのことである。
そうすればコミュニケーションが楽しくなり、人生がより豊かになる!というのが本著の趣旨である。

後半部分は自己啓発な内容であったが、こちらもなかなか勉強させてもらった。
嫌な思い出や悔しかった思い出は誰にでもあるが、強烈な自己暗示で書き換えてしまえば、過去の出来事からダメージを受けることが少なくなり、むしろ力づけられるようになる!
筆者の失敗談なども交えて紹介してくれているので、親近感がわき、自分も頑張ればもっともっと可能性が開けるのではと思わせてくれる本である。