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せっかく面白い本を読んだのなら文章にしてアウトプットしよう!と思い作ったブログ。 興味の赴くままに乱読しているので、統一性のない勝手気ままな書評となっていることを陳謝。

古典文学から科学専門書まで幅広く読んだ本の中でこれは!!と思ったものを紹介していきます。
本と関係のないことも載せていきますが、それらも含めて楽しんで頂ければ幸せ至極です。
冷やかし歓迎!

【事件と化粧品】大口病院 点滴異物混入事件から

患者の点滴に異物を混入させて、入院患者を死に至らしめるという事件があったとのこと。
これだけでも衝撃的な事件であり、一刻も早く犯人が特定されることを願い、犠牲になられた患者様のご冥福をお祈りしたいところである。


日刊スポーツ「点滴異物混入に「普通は気付く」大口病院殺害事件」
http://www.nikkansports.com/general/news/nikkan/1715669.html 
 

 ただこの事件、化粧品業界にも多少なりとも影響が出そうだなと感じたので、今回ここで記事にしたいと思う。

異物として混入されたのは「界面活性剤」とのことであるが、
(おそらく洗剤か漂白剤?)
 この報道を受けてきっと 界面活性剤=人体に悪いもの と認識した人も結構いるのではないか?

化粧品には界面活性剤を配合した製品がいっぱいある。
そうすると 界面活性剤を配合した化粧品⇒人体・環境に悪い化粧品 と盲目的に結び付けられてしまうのではないかと心配である。

学校で化学の授業をちゃんと聞いていた人であれば界面活性剤とは、
水と油のような性質が異なる物質らの間で仲立ちの役割を成す物質であり、
天然にもごく身近にたくさん存在しているものであることをご存知であろう。

たとえば牛乳にはカゼインというタンパク質が界面活性剤の役割をして、脂質が安定して分散状態を保って居られるわけだし、
細胞膜を構成しているリン脂質も界面活性剤の一種である。

界面活性剤が存在するお陰で、生物は炭化水素等を上手く取り入れることが出来て、エネルギーの貯蔵も可能になっている。
化粧品においては、油分が水分の中に(もしくは水分が油分の中に)安定して分散した状態を保つことを可能にしているので、化粧品を製造する上では必要不可欠とも言えるだろう。

化粧に原料として使われている界面活性剤はきちんと安全性が確められているのが配合されているので、
愛用者様にもそれを理解して頂ける事を願うばかりである。



 

【NHK】逃げられないか・・・2

日曜だというのにNHKの集金が来ちゃったよ・・・

以前はクレジットカードからの自動引き落としで視聴料を支払っていたのだが、
理由は分からないが、何時からかパッタリ引き落とされなくなっていた。

それを良いことに請求書をここ一年ちょっと無視し続けていた。
「以前はちゃんと支払っていたし、こちらから支払いを止めた訳じゃないからいいっか♪」と言った感じで。

そしたら今日、休みの日を狙って集金に来たかΣ(=゚ω゚=;)
 
未納でNHKから訴えられた事例もあることだし、1万円ちょっとの支払いだからまだ良かったのかな。
もちろん今後は半年ごとの自動引き落としでお願いしておきました! 

それをお金で買いますか

0000000125002著者:マイケル・サンデル
翻訳:鬼澤 忍
出版社:ハヤカワ文庫
発行:2014年11月 









「これからの正義の話をしよう」で一躍日本でも有名になったマイケル・サンデル ハーバード大教授の新著。宗教や哲学の内容が多かった 「これからの正義の話をしよう」に比べると、今回紹介する著書は大分読みやすい内容だったと思う。

それまで道徳的規範により成り立っていた分野に、市場的規範が侵入することによりかえって不具合が生じる事があり、これは義務感や倫理観を損なう結果(善の腐敗)にすら至ることがあると論じている。
 
 ここに面白い例を挙げたいと思う。イスラエルのある幼稚園では、忙しい親が子供の迎えの時間に遅れるという事態がままあったそうである。そこで幼稚園は時間通りに迎えに来てもらうために、時間に遅れた親に罰金を課す事にした。その結果どうなったかと言うと、迎えに遅れる親が減るどころかかえって増えたとのことだ。つまり罰金を料金ととらえて、“遅れてしまっては保育士さんに迷惑がかかる”という後ろめたさ(=道徳的義務感)が薄れて、保育園側の思惑とは逆に子供の迎えに遅れるケースが増えたというのだ。なるほど、料金を払うからにはそれ相応のサービス(時間を延長して子供の面倒を見るという)を受ける権利があると親たちは考えた訳だ。
 これは本来の市場的インセンティブの意味合いと照らし合わせてみると矛盾しているように見える。 ビデオレンタルは延滞料金が掛かってしまうからこそ、期限内に返却しようと努めるであろう。どうやら時間通りに子供を迎えに行くという規範は、市場的規則よりも道徳が優勢に働く領域のようである。

 さて思惑が外れた保育園はその罰金制度を廃止した。迎えに遅れる親が以前と同じ程度まで減るのかと思いきや、ほぼ変化が無かった。一度お金で解決する道を選択した事で、迎えの時間に遅れてはいけないという道徳的義務感が蝕まれる(=非市場的規範が締め出される)と、かつての責任感を回復させるのは難しかったという。それだけ市場関係の腐食作用は強力なのだ。

 このような事例から、著者は現代の複雑な社会において、あらゆる非市場的な状況に市場的価値を持ち込むことに警鐘を鳴らしている。

 もちろん市場的な考え方が物事をいい方向に促進することは沢山ある。しかしその強力な促進力ゆえに、市場を持ち込む領域は、良く考えてコントロールしなくてはならないだろう。

 
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